歯科口腔外科

診療内容

口腔インプラント

当院ではNobel Biocare社製インプラントを使用しています。
詳しくは http://www.ns-search.jp を参照ください。

インプラント治療について理解していただきたいこと
・ インプラント治療は健康保険が適応されず、自費診療になります。従ってインプラント治療および関係する検査料(X線写真、血液検査、心電図等)、処置料(手術、麻酔)、薬剤料、入院費用などはすべて自己負担となります。

・ インプラント治療における診察料は、受診1回につき基本診察料675円です。これに処置料などが加算されます。初診時には相談料金10000円がかかります。

・ 検査の結果、重篤な全身疾患が発見された場合、また、あごの骨が極めてやせている場合など、インプラント治療が不可能と判断される場合があります。検査を進めていく途中でインプラント治療が不可能と判断された場合においても、それまでに行った相談料・検査費用(X線写真、血液検査、心電図等)の返金はできません。

・ 検査の結果、あごの骨がやせているために、インプラント体の埋入前
に骨増生(骨移植)が必要であると診断された場合には、骨増生(骨移植)関連処置の料金(別紙料金表「骨増生関連処置」参照)が加算されます。

・ 上顎洞底挙上術については上顎洞粘膜の厚さによっては手術できない場合があります。粘膜の厚さは術前検査では完全に把握できないため、手術開始後に手術中止と判断する場合があります。

・ 現在、インプラントの生着率は95%以上とされていますが、残念ながら生着後であっても、患者様の全身状態、かみ合わせ、清掃状態により、脱落、ゆるみが生じる場合があります。そのような場合、インプラント体を除去し再埋入が必要となります。インプラントが生着したかどうかは埋入後3~6か月に判定を行います。

・ インプラント治療を行うには、健全な歯周組織(歯周病がコントロールされている状態)を有していること、安定した咬合状態にあることが必須条件となります。これらの条件に満たない場合はインプラント治療の適応外となります。また、そのような状態を改善するためには、インプラント術前治療が必要となりインプラント治療が開始されるまで数ヶ月〜数年に及ぶ場合もあります。
インプラント治療後について

  1. インプラント仮封冠を装着後に問題なければ、上部構造を作製します。

通常、上部構造装着後にはインプラントに異常がないか定期的にメンテナンスを行います(患者さまの状態によりメンテナンス期間は変わります)。

定期的な経過観察が行えていない場合には、予後の保証はできません。
メンテナンスの内容は、咬み合わせの状態確認、歯周状態、清掃状態の確認、歯科衛生士による衛生指導や機械的な歯面清掃(PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning)などです。

 

  • 医学的常識に基づく施術が行われたにも係らず、不可抗力の事態が発生し

た場合はインプラント治療にかかる費用の返金はできませんのでご了承ください。

※インプラントは“一生もの”ではありません。セルフコントロール、メン

テナンスができてはじめて長期間機能するといわれています。
インプラント治療後は必ず定期検診を受診するようにお願いします。

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智歯(親知らず)抜歯

《抜歯しておいたほうがいい智歯とは??》

・上の写真のように歯の頭が少しだけ萌出しているような場合なぜ抜歯したほうがいいか?(直接目視出来なくても歯周ポケットを介して手前の歯とつながっていることがあります。)

《親知らず(智歯)抜歯の必要性》

・智歯に前歯が押されて歯列不正を起こす可能性がある。
・智歯が斜めに生えている場合、手前の歯との間に食べかすが詰まりやすくなるため手前の歯が虫歯になりやすい。
・清掃不良になることにより、歯肉が腫れて痛みが出るためひどい場合は口が開きにくくなり、場合によっては骨髄炎や蜂窩織炎に移行して入院が必要になることもあります。
・女性の方は、妊娠中に智歯の周りの歯肉が腫れることがあるので妊娠前に智歯を抜歯しておくことをお勧めします。

 

下顎管と近接した下顎埋伏智歯
下顎管とは?

下顎骨を通る神経と血管の束です。損傷すると出血したり、下唇・オトガイ部に麻痺が出る可能性があります。


    パノラマX線写真               CT矢状断


  
  CT前頭断  

・当科で智歯抜歯を行うメリット
1.術中の全身状態の急変に対しても総合病院であることから各専門科と協力して早急に対応する
ことができる。
2.患者様の最も心配される術後の腫れや痛みを点滴を行うことで最小限に抑えることができる。
3.下顎管に近接している智歯を抜歯する際は術前に
CTを撮影し下顎管と智歯根尖との位置関係を詳細に把握する。

当科における入院下での智歯抜歯
当科では、智歯抜歯や侵襲の大きい小手術の際、入院していただいて行う場合があります。

全身麻酔の場合は基本的には、手術前日に入院していただいて入院翌日に手術を行い、入院4日目の昼頃に退院していただきます。(火曜日手術で月曜日が祝日の場合は金曜日入院となります。)
局所麻酔下での抜歯の場合は、入院当日に抜歯行います。入院日は2泊もしくは3泊です。(手術侵襲により退院日が延びる事があります。)
・智歯抜歯入院の適用例
1.両側下顎智歯を同時に抜歯したい場合
(患者様の都合上、複数回に分けて抜歯を行うことが困難な場合)
2.片側であっても深く埋伏している場合
3.術後の痛みや腫れを患者様が心配された場合
・入院下での智歯抜歯のメリット
1.患者様の都合上、複数回に分けて智歯抜歯を行うことが困難な場合に1度で行うことができる。
2.入院していただくので、ステロイド、鎮痛剤、抗生物質の3種類の点滴を行い術後の合併症
(痛みや腫れ)を最小限に抑えることができる。

3.食事を含めて術直後の管理を行うことができる。 

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のう胞

嚢胞とは?
嚢胞とは組織内に生じた閉鎖した袋(嚢)状の構造物です。
その袋は嚢胞壁とその内腔を満たす液体、または半流動体により構成されています。角化嚢胞性歯原性腫瘍といった嚢胞の性質を持ったの腫瘍も存在しており、確実な病名確定のためには組織を直接採取する必要があります。また、極めて稀にですが嚢胞の一部が癌化することも報告されています。

どこにできるのか?
顎の骨などの硬組織内、また唇などの軟組織内どちらにも発生します。

どのようにして発見するのか?
軟組織に出来たものであれば、大概は下の写真の様に 組織の一部が盛り上がったり、中にしこりのようなものができます。
硬組織に出来た場合、症状無く経過する場合もあり顎全体のレントゲン写真の撮影で存在が確認されることが多く、嚢胞が大きくなってきた場合などには顎の骨が膨らんできて存在に気づくことがあります。大抵は無痛性で成長し他の歯科治療などの際にレントゲン写真を撮り偶然発見されることが多いです。

どんな嚢胞がある?
顎骨に生じる嚢胞で最も頻度が高いものに歯根嚢胞(写真1・2)があります。
虫歯や外傷により歯が刺激を受けることにより、歯根の中にある歯髄が化膿し、
歯根周囲の骨を溶かしながら、歯根嚢胞が形成されます。歯根嚢胞は治療せず
放っておくとどんどん大きくなります。放置しておいて小さくなることは、ほぼありません。その他には含歯性嚢胞(写真3)や角化嚢胞性歯原性腫瘍(正式には顎骨腫瘍ですが嚢胞様の病変です。)

軟組織に生じる嚢胞では粘液嚢胞(写真4)、ガマ腫(写真5)などがあります。

どのように治療するのか?
基本的には手術にて嚢胞を摘出します。大きさや出来た位置により局所麻酔、全身麻酔を使い分けます。取った後は組織を病理組織検査に出し、その組織がどのようなものであるかを調べます。一般的に予後は良好ですが、中には再発率の高いものがあり、注意が必要ですので術後も定期的な検診が必要です。

疑わしい場合どうすればいいのか?
まず、お近くの歯科医院を受診され、一度診断を受けて下さい。
その上で必要であると判断された場合、紹介状を担当の先生が書かれ、
口腔外科を受診していただくようお話をされることがあります。


(歯根嚢胞) 比較的大きなもの
C:\Users\gateway\Desktop\デスクトップ\Dr西川引き継ぎファイル\口腔外科ホームーページ\public_html\cyst\cyst1.jpg  C:\Users\gateway\Desktop\デスクトップ\Dr西川引き継ぎファイル\口腔外科ホームーページ\public_html\cyst\cyst1panorama.gif 
(写真1)               (写真2)

(粘液嚢胞)               (ガマ腫)
C:\Users\gateway\Desktop\デスクトップ\Dr西川引き継ぎファイル\口腔外科ホームーページ\public_html\cyst\cyst2.jpg   C:\Users\gateway\Desktop\デスクトップ\Dr西川引き継ぎファイル\口腔外科ホームーページ\public_html\cyst\cyst4.jpg
(写真3)                (写真4)

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口腔腫瘍

顎口腔領域には歯の組織に由来する特殊な腫瘍(歯原性腫瘍)と、身体他部にも発生する一般的な腫瘍(非歯原性腫瘍)が発生します。どちらも良性のものが多いですが、まれに悪性であることもあります。腫瘍切除後に組織再建が必要な場合等は滋賀医科大学歯科口腔外科と連携して治療を行っております。

(歯原性腫瘍)
歯を形成する組織が、その分化の過程に異常増殖を起こして発生する腫瘍です。一般に良性のものがほとんどですが、きわめて稀に悪性のものもあります。歯を形成する組織に由来しているためあごの骨(上顎骨、下顎骨)内に発生するものがほとんどです。発育は緩慢であり、発育するにつれてあごの骨の内部から表面に向かって増大し、あごの骨は硬い膨隆をきたすことがあります。あごの骨の膨隆、感染のため疼痛がでて初めて自覚されるため、発見されたときにはかなり骨が破壊されていることがあります。歯科治療中にX線写真で無症状の腫瘍が発見されることもあります。確定診断には腫瘍組織を顕微鏡で検査する病理組織検査が必要です。
歯原性腫瘍で発生頻度の高いものは歯牙腫とエナメル上皮腫で、約90%を占めます。治療としては腫瘍の外科的切除が必要です。前記のエナメル上皮腫のように良性であるが再発しやすい腫瘍については繰り返し切除手術(反復掻爬術)を行う必要があります。腫瘍が大きくなり、広範囲にあごの骨が吸収している場合はあごの骨を部分的に離断し、切除することが必要な場合があります。あごの骨を部分的に離断、切除した場合にはチタン製プレートによる固定や骨移植を行い再建する必要があります。

 

エナメル上皮腫:CT画像前頭断   顎骨の膨隆と骨の菲薄化が認められます。
(非歯原性腫瘍)
顎口腔領域には歯原性腫瘍だけではなく、身体他部に発生する一般的な腫瘍である非歯原性腫瘍も多く発生します。非歯原性腫瘍は舌、口底部、歯肉、頬粘膜など比較的目に触れやすい場所にあることが多いです。また顎口腔領域には唾液腺が存在し、そこから唾液腺腫瘍が発生します。

○ 非歯原性良性腫瘍:一般的な症状としては無痛性に周囲組織を圧排あるいは外向性に緩慢に増大し、腫瘍が相当に大きくなるまでは機能障害もありません。腫瘍の種類として多いものは乳頭腫、線維腫です。次に多いものは血管腫です。その他化骨性線維腫、リンパ管腫、脂肪腫などがあります。治療としては外科的切除が基本です。血管腫では薬剤を用いた硬化療法を行うこともあります。

 

 

舌線維腫

舌血管腫

 
○ 非歯原性悪性腫瘍:症状として腫脹、違和感、接触痛を認めます。最も多いのは口腔粘膜上皮より発生する扁平上皮癌、ついで小唾液腺、大唾液腺から発生する腺癌系です。その他、肉腫、悪性リンパ腫などが発生します。扁平上皮癌の症状としては表面の潰瘍形成、腫瘤形成、白板形成などです。腺癌は皮下または粘膜下組織の膨隆として触れることが多いです。

また、癌の前段階として前癌状態といわれる白板症や紅板症と言われる状態があります。このような状態の場合はかかりつけ歯科医に相談してください。必要であれば当科紹介となります。当科では、まず病変確認のために組織を採取します。

治療としては必要に応じて滋賀医科大学と連携して行っており1.外科療法 2.化学療法 3.放射線療法があり、これらを単独または組み合わせて行います。

1.外科療法:頚部リンパ節への転移がない場合は腫瘍とその周囲組織の切除のみ  をおこないますが、頚部リンパ節転移がある場合は頚部郭清術も合わせて行います。 また腫瘍が大きく、切除後の欠損が大きい場合には他所の組織でその欠損部を補填する皮弁術を行うことがあります。

2. 化学療法:抗癌剤を用いた治療法です。当科では化学療法を症例に応じて抗癌剤を選択して行っております。

3. 放射線療法:単独または手術と組み合わせて行うことがあります。

 

下顎歯肉癌(扁平上皮癌)

上顎歯肉癌(扁平上皮癌)

 

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顎関節症

顎関節症とは?
顎の関節は耳の前にあり、頭蓋骨の一部の下顎窩と呼ばれる“くぼみ”の中に下顎頭(下顎骨の最上端部)の突起が入り込んでいます。下顎窩と下顎頭の間には関節円板というクッションのような構造物があり、これが顎の運動時に発生する下顎窩と下顎頭の摩擦をなくす働きをしています。かみ合わせや顎運動のストレスによってこの関節円板に支障が発生すると、顎の運動時に関節内に摩擦が生じて、顎関節の痛み、雑音、口があけられないなどの障害を引き起こします。


診療に当たってはどの様な検査が必要でしょうか?

当科ではまず、問診・触診・エックス線写真撮影を行います。
エックス線写真では関節円板の具体的な情報が得られませんので、必要に応じて
MRI検査(予約検査)を受けていただきます。

口を開けた状態でMRI撮像

治療法
1.薬物療法
鎮痛剤や筋肉のこりをほぐす薬を処方します。
2.生活指導
食事の形態や顎のマッサージ法などを指導します。
3.スプリント療法
夜間のみ装着するマウスピースを作製します。これは寝ている間に顎関節にかみ合わせによってストレスがかかることを防止するためのものです。

4.関節腔洗浄
1.2.3.の治療法においても、顎の痛みや口の開き方が改善しない時は、関節円板の入っている関節腔を生理食塩水で洗浄したり、薬物を注入して症状の改善を図ります。この治療法は写真にあるように注射針を使用しますが、メスを用いないために顔に傷は残りません。


関節腔洗浄の様子

顎関節症の治療の成功率は?

治療期間の長短はありますが、ほとんどの症状は初期治療(薬物治療・生活指導・スプリント療法)で解決することが多く、まずは保存的治療を行います。口が開かなかったり、顎の痛みが著しい場合は、速やかに関節洗浄療法を受けていただくことをお勧めします。

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炎症性疾患

歯科領域で見られる炎症のはじまりの多くは、齲蝕<むし歯>です。むし歯は歯質が、
口腔内に常在する細菌に侵されることによって出来ます。はじめは歯の表面だけですが、放置すると段々深部まで進行し、歯髄<歯の神経>までも侵され、膿瘍<うみ>が形成され、激しい痛みを伴います。これを歯髄炎といいます。侵された歯髄が壊死すると、歯の痛みが治まることもありますが、これを更に放置すると、歯根や歯槽骨<歯を支える骨>にまで感染が及び、うみが溜まります。


左の写真は歯に穴を開けたところ、
うみが溢れ出している様子です。
右の写真の様に、歯の中の清掃をす
る必要があります。

この処置を行わずに更に放置
すると、歯槽骨の外側の頬の
粘膜にまでうみが溜まり、右
の写真の様に顔が腫れてきま
す。

ここまで進行すると痛みだけでなく、発熱や全身の倦怠感、口臭、首のリンパ節の腫れなどの症状を伴うことが多いです。当科ではこの段階まで進行した患者さんが、たくさん来院されます。
この場合、口腔内あるいは口腔外に切開し、うみを排出させ、出口が塞がらないように、ドレーンを留置します。更に感染を抑えるために数日間 抗生物質の点滴を行います。
体温が38℃程度まで上昇している場合、血液検査にて重度感染症を疑う検査値を示した場合、摂食・嚥下障害を認めた場合などは入院管理下での消炎処置が必要と
なります。    

 

 

口腔内の切開

口腔外の切開

切開後ドレーンが留置されました

                      
このような事態に陥らないよう、歯の痛みを感じたら、早めに歯科医院へ行きましょう。

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唾液腺疾患

唾液腺は2つに大別できます。大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と小唾液腺(口唇腺、頬腺、口蓋腺、舌口蓋腺、舌腺)です。唾液腺疾患の中でも頻度の多い病変を紹介します。 

唾石症
ほとんどは顎下腺が多く、舌下にある唾液の出る開口部までに(ワルトン氏管)管内部に石ができ詰まる疾患です。
この石が大きくなると、顎下腺からの唾液を流す管に(ワルトン氏管)石が詰まってしまうため、食事のたびに顎の下が痛い(唾疝痛)、顎下腺部の膨れ等の症状が出現します。自然に排出しない場合は(小さい石の場合は自然に排出するが)手術にて石を取りだします。手術は石の場所によって口の中あるいは口の外に切開を入れて石を摘出します。

 

矢印は唾石を示す。

                   
流行性耳下腺炎
ムンプスウイルス感染によって発症する疾患で属に言う『おたふく風邪』のことです。感染経路は唾液(飛沫感染)
あるいは接触です。主な症状は両側の耳下腺部が腫れです。この疾患は発症から引くまでは約1週間位です。
(個人差はあります。)また合併症として,睾丸炎または卵巣炎・漿液性髄膜炎があります。

シェーグレン症候群
自己免疫疾患のひとつで中年の女性に多くみられ、耳下腺部の腫れがみられます。症状として目の乾燥、口の乾燥がみられます。中には、リウマチ疾患を合併する場合があります。治療としては、口腔乾燥に対し、人工唾液(サリベート)や口腔乾燥状態改善薬(サリグレン、サラジェン)等を処方します。

その他
他にも唾液腺の腫瘍(悪性、良性)や唾液腺の炎症等の唾液腺疾患があります。

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舌痛症

 

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口腔粘膜疾患

口腔粘膜は、舌、歯肉、頬、口唇、口蓋などを覆っている軟組織です。この粘膜に発生する病気を総称して口腔粘膜疾患とよんでいます。口腔粘膜疾患は、口腔粘膜に限局して現れる病変の他に、皮膚疾患と関連のある病変、内蔵疾患などの全身疾患の部分症状として現れる病変もあります。ウイルスや細菌などの局所感染症、自己免疫疾患、薬物・金属アレルギー、色素沈着、白板症などの前癌病変、など非常に多くの病変があり極めて多彩です。
病変の形態は、水疱、びらん、潰瘍を形成するものがあり、また赤、白、黒と様々な色を示します。これらの形態や色調は、時期により変化したり、混在したりする場合も多く診断を困難にしています。このため診断には、いままでの病気の経過、発症状況、皮膚および全身状態との関連を知ることが重要です。必要に応じて、血液検査や病変の一部を取って病理組織学検査を行ったりアレルギー検査を行うことがあります。
このように疾患特有の症状がとらえにくく、時には悪性腫瘍の初期症状や難治性疾患であったりすることもあるので、口腔内に変化を見つけたら早目に歯科医に相談することをおすすめします。

白板症      

E:\口腔外科ホームーページ\public_html\img\mucosa_1_0001.jpg 原因:原因は不明で、慢性の機械的刺激や喫煙などが
誘因とされています。
特徴:自覚症状はありません。白斑や、紅斑が混ざった
もの、凹凸の、平坦なものなど、多彩です。
癌化するものもあり前癌病変とも言います。
治療:当科では、外科的切除を多く行っています。                

 

 

扁平苔癬

E:\口腔外科ホームーページ\public_html\img\mucosa_2_0001.jpg 原因:原因は不明です。
特徴:白く細いレース状あるいは網目状を示すものが
多く紅斑、びらんを伴うものもあります。頬粘膜
に多く見られます。
治療:外用薬を主体とする対症療法を行っています。
症例に応じて内服療法も行います。

 
褥瘡性潰瘍

E:\口腔外科ホームーページ\public_html\img\mucosa_2_0002.jpg 原因:不適合な義歯や修復物などによる慢性的な外傷性刺激。
特徴:接触痛があります。長期に渡って放置すると癌化する
こともあります。
治療:原因となった刺激の除去を行うと約7~10日で治ります。

 

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