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糖尿病教室    

糖尿病の知識

当院の糖尿病教室の「糖尿病総論」で使用している冊子の内容です。 糖尿病療養の基礎知識を得るためにご利用ください。 簡潔にまとめましたので、記述が十分で無いところもあります。 糖尿病教室で説明をするためのテキストとして作りましたので、わかりにくいところが有るかも知れません。

(糖尿病のQ&Aは、初心者のための糖尿病教室(リンク)を参照して下さい。)

1)糖尿病の本について

 必要な本:糖尿病食事療法のための食品交換表( 文光堂 900円 必ず買って下さい)。その他に、糖尿病全体について書いてある本が1冊必要です。しかし、誤った情報を与えるような本も有りますので、気をつけて本を選んで下さい。

  1. 良い本の選び方
    ・日本糖尿病学会・日本糖尿病協会の編集または推薦の本。(糖尿病治療の手びき[南江堂520円]など)
    ・医学書専門出版社の本。  例えば、文光堂、医歯薬出版、南江堂、その他・有名大学、有名病院の糖尿病関係の医師が著者である本。
    上記のどれかの条件を満たしていれば、まず大丈夫でしょう。
  2. 信じてはダメなこと
    ・広告や雑誌の記事に載っている体験談(ある人に効果が有っても、あなたに効くとは限りません)。
    ・他の本とは内容が明らかに違うもの。
    ・ある種の健康食品の購入を勧めるもの。
    ・毎回内容の違う健康雑誌。
    ・信用の出来ない本に書いてあること(例えばある種の週刊誌)。
    ・多くの民間療法(ほとんどのものが効果が有りません)。
    ・善意の人の薦め(根拠があいまいであることが多い。例えば、人に聞いた)。
    ・中国・インドの秘薬など(何が入っているか分かりません。)

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2)糖尿病とは

糖尿病とはインスリンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブトウ糖が多くなっている状態をいいます。膵臓からのインスリンの分泌不足による場合とインスリンは有っても肥満などによるインスリンの作用不足が起こる場合とが有ります。(または、両者の組み合わさった状態。)

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3)糖尿病の症状

成人に多い糖尿病(2型)では、多くの場合無症状で始まります。この無症状の時期に糖尿病を発見することが重要です。糖尿病がひどくなると尿が多くなる、のどが渇く、お腹がすく、体重が減る、疲れやすい、手足のこむらがえり(足がつる)等の症状が出ます。時には意識障害(糖尿病性昏睡)が起こることも有ります。

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4)糖尿病が疑われる場合

朝食前の空腹時の血糖値が110mg/dl以上の場合 食後2時間目の血糖値が140mg/dl以上の場合 食後2時間目頃の尿糖が陽性の場合 このような場合には、詳しい検査をする必要が有ります。 (健康な人の血糖値は、朝食前で70~109mg/dlです。) (尿糖が陰性でも糖尿病の場合が有ります。)

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5)糖尿病の診断

  • 血糖値での診断
    朝食前血糖値126mg/dl以上または、食後血糖値200mg/dl以上のいずれかが2回以上確認されれば、糖尿病であると診断されます。
  • ブドウ糖負荷試験での診断
    糖尿病が疑わしい場合にはブドウ糖負荷試験を行います。
    (ブドウ糖75gを飲んでその前後に何回か血糖値を測定します。)
    正常型   空腹時血糖値   110mg/dl未満 かつ
    2時間後血糖値  140mg/dl未満
    糖尿病型  空腹時血糖値   126mg/dl以上 または(かつ)
    2時間後血糖値  200mg/dl以上
    境界型   正常型でも糖尿病型でも無いもの
  • 過去に糖尿病と診断された人や糖尿病性網膜症のある人で、現在は血糖値が落ち着いている人も、糖尿病と診断します。

1型糖尿病と2型糖尿病について

  • 1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病とも言います。)
    ・比較的急激に発病することが多い。(急に多尿、のどの渇き、やせが出現。)
    ・成人でも時々有りますが、幼児期から青年期に多い糖尿病です。
    ・日本人の糖尿病患者さんのうち約3~5%が1型と言われています。
    ・膵臓のインスリンをつくっている細胞がこわされ、最終的にはインスリンがほとんどつくられない状態になります。
    ・インスリン注射をしないと昏睡に陥ってしまいます。
  • 2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病とも言います。)
    ・ゆっくりと血糖があがり、無症状の時期が長い糖尿病です。
    ・成人に多い糖尿病です。
    ・日本人の糖尿病患者さんのうち約95%が、2型糖尿病です。
    ・糖尿病になりやすい素質をもっている人に肥満、アルコール、精神的ストレス、加齢などの・誘因が加わって発症します。
    ・治療の基本は食事療法と運動療法です。
    ・内服薬で治療出来ますが、インスリン治療を必要とする場合も有ります。

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7)糖尿病の検査・指標

1. 糖尿病治療のための検査・指標

*体重 

  • 太りすぎず、痩せすぎず、健康で長生きできる体重を目差します。
  • 体重を毎日測り、記録して下さい。太っている人は、食事の量をひかえ、少しずつ減量します。(1kg/月の減量。焦らない。今以上に太らないように)
  1. 体重が増える場合(ただし、むくみの無い場合)
    ・自分が一日に消費するカロリー以上に食べている。
    ・食べ過ぎ・運動不足(多分両方です。)→食事療法・運動療法を守る。
  2. 体重が減る場合
    尿糖の多い時
    • 高血糖の為、沢山のカロリーが尿糖として、体外に排出されています。→食事療法を守る・薬物治療の強化
    尿糖が少ない場合
    • 自分が1日に消費するカロリーが食べられていない。
    • 食事量を必要以上に少なくしたとき→食事量を少し増やす。
    • 運動や労働量が多すぎるとき→運動・労働を控える、または運動・労働に合わせ食事量を増やす。
    • 糖尿病以外の病気のとき→原因の検査・治療

*血糖値・HbA1c(ヘモグロビンA1c)・血圧の目標値

   
空腹時血糖値 70~120mg/dl ~139mg/dl
食後2時間血糖値 ~170mg/dl   ~199mg/dl
HbA1c ~6.5% ~7.9%
血圧   130/85mmHg未満
2. 経過観察に必要な検査
⊿ 血糖検査・尿検査 毎日~1回/月
⊿ HbA1c(ヘモグロビンA1c) 1回/月
⊿ 血液生化学検査(腎機能・肝機能) 1回/1~2月
⊿ 血液一般検査(赤血球・白血球など) 1回/1~6月
⊿ コレステロール・中性脂肪 1回/2~6月
⊿ 心電図検査 1回/6月
⊿ 胸部X線検査 1回/年

糖尿病の状態と治療法・合併症・異常値の有無・他の病気の合併により検査の種類・頻度は変わります。また必要に応じて、検査を追加します。
*血糖自己測定(SMBG)について

  • 指先を穿刺し、少量の血液を出し、血糖を測定します。自分で簡単に血糖値を測定出来ますが、正確に測定するために少し練習が必要です。
  • 自分の血糖値がよく分かり、多くの患者さんで血糖コントロールが良くなります。現在はインスリン治療の人にのみ、健康保険が適応されています。
  • インスリン治療をしていない人は、自費となります。
  • (機械:本体1万円~2万円[メーカーにより違います]。1回測定につき120~130円の消耗品が必要です。

*尿糖自己測定について

  • 健康保険の適応は有りません。(自費)
  • 費用(1回25円~30円)
  • 目標:食後2時間尿で(-)~(+)、場合により(++)まで

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8)糖尿病の合併症について

 高血糖が長く続くと、全身の毛細血管という細い血管がつまったり、動脈硬化が進んだりします。初めは全く症状がありませんが、長い間に静かに進行します。
個人差が有りますが、一般に10~30年後に困った症状(合併症)が出て来て、生活に大きな支障が出てきます。血糖値の高い人ほど、早く合併症が出てきます。

  1. 糖尿病に特有な合併症(細小血管障害)
    • いずれも長年の間血糖コントロールの悪い人に起こります。ハッキリとした症状が出ずに、進行する事が多いので、注意してください。
    • *糖尿病網膜症:眼底の血管に病変が起こり、ひどくなると失明します。目が少し見えにくくなった時には、手遅れの事があります。初期より定期的に眼科の検査を受けて下さい。
    • *糖尿病性腎症:腎臓に障害が起こり、蛋白尿やむくみが出ます。微量蛋白尿→蛋白尿→腎障害→慢性腎不全→むくみ→透析へと進行します。
    • *糖尿病性神経障害:全身の神経が障害されますが、一般に足先のしびれ、痛みより始まります。ひどくなると歩行困難になることが有ります。足の神経が麻痺し、傷が有っても気がつかず、糖尿病性壊疽(感染・血流障害などで体の一部が死んでしまうこと)となることが有ります。足を毎日見る癖をつけて下さい。傷が有ればすぐに医師に受診して下さい。また胃腸や心肺の動きを調節する神経(自律神経)も侵され、便秘・下痢・不整脈などが起こります。
  2. 糖尿病の人に多い合併症
    • 糖尿病・血圧・高脂血症の合併した人に多く見られる合併症。
    • 狭心症・心筋梗塞:心臓の血管(冠動脈)が動脈硬化を起こし、狭くなったり詰まったりします。糖尿病のひどい人では、発作中も胸の痛みの無い方があります。 
    • 脳梗塞・脳出血 :脳の動脈が動脈硬化を起こし、詰まったり、破れて出血したりします。いわゆる脳卒中です。
    • 閉塞性動脈硬化症:足へ行く動脈が動脈硬化で細くなり、血流不足となります。足の冷感、歩行時の足(ふくらはぎ)の痛みなどの症状が起こります。糖尿病性壊疽の原因になります。
    • 血糖コントロールの悪い人に見られる合併症
    • 各種感染症(肺炎、腎盂腎炎、皮膚膿瘍、壊疽、結核など)。
  3. 中年以上の人に多い病気(一般の人も含め)
    • 各種癌(胃癌・大腸癌・肺癌・子宮癌・乳癌など)。
    • 年1度の検診(住民検診など)を必ず受けて下さい。
  4. 合併症の予防対策
    • 血糖のコントロールが基本です。食事療法を守り、太らないこと。
    • 禁煙・禁酒または節酒。肉より魚を食べることや、
    • 食物繊維を取ること(野菜・海草・キノコ)も大切です。
    • 適度の運動を行い、血圧も出来るだけ正常に保ちます。
  5. 合併症の検査
    • 自分の合併症の有無、程度を知っておいて下さい。
    • 検査の時期が来れば自分で進んで検査を受けるようにしましょう。

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9)糖尿病の治療について

糖尿病の早期発見、早期治療が最も大切です。また、治ったと思って治療を中断しないこと、調子が良くても1~2ヶ月に一度は必ず医師に受診し、血液検査を受けることが重要です。
糖尿病の治療法には、食事療法、運動療法、薬物療法が有りますが、食事療法が最も基本になります。

  1. 食事療法
    • 健康な人が一番長生き出来る食事をします。その人の身長に合わせた理想的な体重になるような食事で、かつ栄養のバランスが重要です。
    • 糖尿病の人では、毎日同じカロリーの食事をすることが重要です。そして、1日の必要量を3回以上に配分(例えば、朝・昼・夕・間食に配分)します。
      • 一般的には朝食:昼食:夕食=1:1:1.2程度が適当です。間食は時間を決めて、1回に80Kcal(1単位)程度を1~2回/日とします。(間食のカロリーも一日のカロリーの中に含みます。)
    • 標準体重=身長(m)×身長(m)×22
      (標準体重とは、健康で長生き出来ると思われる理想的な体重です。)
    • 1日の必要カロリー(Kcal)=標準体重×30Kcal
      (運動療法の分も含みます。体力を使う仕事の場合は35Kcalを掛けます。)
    • 血糖コントロールが良くて、標準体重になるような食事で、バランスが取れていればOKです。詳しくは食品交換表を見て下さい。
  2. 運動療法
    • 運動療法は薬と同じと考えて下さい。
    • 運動する時間と運動する量は、毎日一定になるようにして下さい。長続きする方法で、少しずつ根気よく続けます。
    • 1日に1~3回、食後30分~1時間に開始し、15~30分の歩行が有効です。体操も組み込んで下さい。
    • 足の悪い方は、イスに腰掛けて、手足の体操をするだけでも効果があります。また食事前の運動はやめて下さい。
    • 合併症のある人は、合併症に合わせて運動量を減らします。(医師に相談して下さい。)また、階段での運動は関節を痛めますので注意して下さい。
  3. 薬物療法
    • *内服薬について
      • いろいろな種類の薬が出ています。血糖を下げる薬、糖分の吸収を遅らせる薬、インスリンの働きを良くする薬などです。弱い薬から強い薬まで色々あり、患者さんの糖尿病の程度により医師が処方します。
      • また、インスリンの代わりになる薬はまだ出来ておりません。糖尿病がひどくなればインスリン治療が必要です。
    • *インスリン治療について
      • 糖尿病はインスリンの作用不足で起こる病気ですから、インスリンは糖尿病の特効薬と言えます。
      • 現在日本では注射療法しか認められておりませんが、ペン型注射器は非常に扱いやすく、細くて短い針を使用し、痛みも少なくなっています。
      • 合併症が起こる前にインスリン治療を開始すると、血糖のコントロールが良くなり、合併症の予防効果が有ります。しかし、進んでしまった合併症を治す薬ではありません。
      • 現在インスリンの経口療法や吸入療法の研究がされておりますので、近い将来に実用化されるでしょう。

10) 低血糖について

  • 低血糖とは
    • 低血糖とは血糖値が60mg/dl以下になった状態をいいます。(血糖の高い人では、100mg/dl程度でも低血糖症状が出ることがあります。) 
  • 低血糖の症状
    • (主に空腹時、夜間に)異常な空腹感、脱力感、手指のふるえ、冷汗、動悸などが突然に出現し、血糖を上げることにより速やかに消失します。
    • その他に体がだるい、生あくび、眼の焦点が合わない、頭重感、考えがまとまらない、おかしな行動、性格の変化、急に腹が立つなどの症状がでる場合もあります。
    • ひどい場合には意識が無くなることがあります。低血糖症状は個人によって症状の出方が違い、同じ人では、だいたい決まっていますので、自分の低血糖の症状の特徴を知っておくことが大切です。
  • 低血糖になりやすい時
    • 食事の量が少なかったり、食事時間が遅れたり、また決められた間食を食べなかったとき。
    • 運動量や労働量が多すぎるとき、または空腹時やインスリンの効果の強い時間帯に激しい運動を行ったとき。
    • インスリンの量が多すぎるとき。勝手にインスリン量を増やしたとき。
    • 他の薬剤やアルコ―ルを飲んだとき。
  • 低血糖の予防
    • 食事の時間の遅れる時や、運動量の多い時には、低血糖が起こる前に1単位の補食(ビスケット、クラッカー、果物等)を摂ります。
  • 低血糖の治療
    • (入院中はすぐに看護師に連絡して、看護師の指示に従って下さい。)
    • 低血糖症状を感じたらすぐ、ブドウ糖10gまたは砂糖10~20g、または糖質を含むジュ-スや清涼飲料(約200ml)を飲んで下さい。砂糖などはポケットやバッグ、引出しなどすぐ手のとどく所に持っていて下さい。(車の運転中は、運転しながら手のとどく所に缶ジュースをおいておきます。)
    • あめ玉、氷砂糖やチョコレ-トなどは、無いよりましですが、緊急時にすぐに効果が出ません。低血糖症状が起きたら落ち着いてすぐに糖分を補給して、安静にして下さい。(車の運転中は、速やかに安全な場所に停車して下さい。もし意識が無くなれば非常に危険です。その他、階段・高所なども注意して下さい。)
    • 10~20分で症状がおさまったら、食事または補食をして下さい。(治らなければ、砂糖等をもう一度補給します。)
    • また、低血糖の原因・予防について主治医と相談し、今後の内服薬やインスリン注射の量・食事の変更などについての指示を受けて下さい。
  • もし意識がなくなったら
    • 意識がなくなった場合にそなえて、家族や身近な人に低血糖について説明しておいて下さい。(「すぐに病院へ救急車で連れて行くように。絶対に寝かせて放置しないように。」と言っておいて下さい。)
    • 低血糖のために意識状態が少しおかしくなった場合、誰かに砂糖水やジュ-スなどを飲ませてもらいます。さらに意識が悪くなってしまったときには、そのまますぐに救急車で最寄りの病院へ行き、ブドウ糖の静脈注射を受けて下さい。処置が早ければすぐに意識が回復します。
  • 低血糖に対する考え方
    • 低血糖は薬やインスリンの副作用と言われていますが、むしろ薬剤の本来の作用の1つであり、作用が過剰になったときに低血糖となります。
    • しかし、低血糖を怖がって高血糖でいれば、糖尿病の慢性合併症が進みます。ときどき低血糖を感じるぐらいでないと、良いコントロールを得られない人もあります。合併症の予防の為には、血糖をある程度低くコントロールし、低血糖の起こりそうな場合には予防をし、低血糖時には速やかに処置をするのが大切です。
    • また、ほとんどの場合低血糖になるような原因が有りますので、そのような事をしないように注意して下さい。

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11)病気の日(シックデイ)について

風邪など熱のある日

  • 安静と保温に努め、いつもの食事療法・内服薬・インスリンを続けます。
  • 運動療法は休みます。
  • 高熱の出る場合や熱・体の不調の続く時は、早めに病院に行きます。
  • 血糖・尿糖などは1日に4回以上測定します。
  • インスリンの追加の指示を受けている人は、指示のとおり行います。
  • 高血糖が続く場合も早めに病院に行きます。 

吐き気・嘔吐・下痢などで食欲の無い場合

  • 一般的な注意は熱のある日と同じですが、糖質・水分・塩分の補給が重要です。何回に分けてもかまいませんから、一日分の糖尿病食と同じカロリーを出来るだけ食べます。お粥・スープ・薄めたみそ汁・スポーツ飲料・お茶などを1時間毎に少しずつ食べてもかまいません。
  • 血糖を下げる薬を服用している人は薬の量を半分に減らし、早めに医師に相談します。
  • インスリン注射の人はインスリン注射をやめてはいけません。食事量に合わせてインスリンを減らすことはありますが、最低現在の半分量のインスリンは必要です。この場合必ず血糖測定をおこない、血糖値が高ければ、インスリンを追加注射します(速効型[R]のインスリンが良い)。
  • 血糖自己測定を行っている人は、血糖値によりどのくらいの量のインスリンを追加注射したらよいか、あらかじめ主治医の指示を受けておくと良いでしょう。
  • 全く食べられない場合は、すぐに病院に来て下さい。点滴と短期間の入院が必要です。

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12)他の医師にかかる場合

必ず糖尿病であることを医師に伝えて下さい。薬の副作用で血糖値の上がる事もありますし、手術の前の血糖コントロールが悪いと、傷が化膿することがあります。また、目の合併症の有る方にはある種の薬を使用できない事があります。あらかじめ自分の病名、服用薬その他について知っておいて下さい。

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13)糖尿病と妊娠

一般の人でも妊娠前に血糖の検査を受け、糖尿病の有無の確認をしておく事をお奨めします。また妊娠初期と中期に血糖検査を受け、糖尿病の有無の確認をします。血糖の異常が有れば、すぐに専門医のいる病院へ行って下さい。
  また糖尿病でも血糖コントロールの良い人は、治療を受けながら妊娠・出産する事が出来ます(インスリン治療中の人でも妊娠出産出来ます。)逆に妊娠初期に血糖コントロールが悪いと、流産・胎児奇形の原因となることがあります。糖尿病の方で妊娠希望の人は、糖尿病の専門医と相談の上、妊娠前に血糖コントロールを厳格に行い、計画的に妊娠をします。出産も糖尿病専門医のいる病院での出産が必要です

 

 

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