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(仮称)国立病院機構東近江総合医療センター「次ステージ」へ!!
        

 平成22年1月に策定された滋賀県地域医療再生計画(東近江医療圏)及び平成22年6月に策定された東近江市病院等整備計画により、当院は東近江市立2病院との集約化と再編を図り、新たに(仮称)独立行政法人国立病院機構東近江総合医療センターとして、地域の中核病院の役割を担い、平成25年に生まれ変わる予定です。  

平成23年4月には地域医療再生に向けた取り組みの第一歩として、滋賀医科大学の寄附講座の医師を含め医師14名の体制から25名の体制となりました。この体制により、平成12年12月に標榜を外してから10年ぶりに婦人科を開設することができ、10月からは産婦人科外来の開設も行い、そして今年の春からは当院で出産も取り扱いを開始する予定です。また、昨年4月からは救急科を新たに設置するとともに二次救急輪番を充実させ、更に輪番日以外も内科系・外科系の医師2名による24時間体制で救急患者の対応を行う等、地域住民の皆さんから信頼される病院づくりを目指し取り組んで参りました。そんな中で、個性がありすぎて医師会の先生方を驚かせ、また、叱責をいただくこともありましたが、今後は職員全体の接遇も当然ながら重視し、患者さん、医師会の先生方からも信頼される真の意味での中核病院作りをしていきたいと思っています。

病棟運営では、昨年5月にこれまで休棟していた3階病棟の45床を開棟し、180床での運営を始めました。今春にはもう一つ休棟中の1階病棟を開け、220床の運営に戻す予定です。昨年4月の時点では1日平均入院患者数が88.7人でしたが、7月に循環器科、10月には整形外科で常勤医が勤務を始め、全体で27人体制となってからは1日平均入院患者数も144.2人(10月実績)と大幅に増加して、やっと健全な病棟運営が開始出来る状況となりました。今年1月からは皮膚科の常勤医も派遣され、着々と診療機能が充実していきます。平成25年度からはこれまで非常勤医師の外来対応であった耳鼻咽喉科、泌尿器科等の常勤医化や各診療科の医師増員、精神科の外来開始も行っていく予定であり、益々の診療機能強化を図って行く計画です。  

今年から平成25年春竣工予定の新病棟整備工事が始まります。新病棟は7階建てで、1階が放射線・内視鏡検査部門、2階は6つの手術室と200人収容規模の大会議室で災害時の対応可能な設備を備える設計図となっています。3階から7階までは病棟で東近江市1番の高層ビルになると思います。病棟内には病児保育室を設置し、女性にもこれまで以上に働きやすい環境を作りたいと思っています。また7階には結核病棟があり全て陰圧・個室となります。結核病棟以外にも感染症対策として各階に2床の陰圧・陽圧切り替え可能な個室も設置します。  

当院は滋賀医大の第二附属病院としての役割もあり、今年4月からはポリクリ(学生実習)の受け入れ、平成25年4月からは基幹型臨床研修病院として研修医の受け入れも行う予定です。大学から派遣された寄附講座のメンバーと力を合わせて、各科縦割りの実習・研修ではなく、横断的、総合的に良質の医師を育てていきたいと思っています。  

また広域地域医療センターについても今回の整備で当院の敷地内に設置される予定になっています。休日急患診療所、三方よし、三師会等、いろんな職種が有機的に集まって、急性期から慢性期、在宅介護まで、この地でしっかりと行えるようになれば素晴らしいことだと思っています。  

今回の中核病院の設立には多くの職員が携わり、わが子の誕生を夢見るが如く、心をはずませつつ真剣に細部に渡って議論しているところであります。工事が始まると職員、地域住民、地域医療機関の方々に当院が地域の中核病院となることに現実味が帯びてくることと思います。これからも平成25年の新棟開棟を目指して職員が一丸となって努力をしていきますので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

     2012年1月    独立行政法人国立病院機構 滋賀病院
院長(呼吸器外科) 井上修平

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